2022年8月13日
夏の”ぷち・セルフお手入れ”
こんにちは♪心斎橋着付け教室です😊
今はお盆の真っただ中。
猛暑が続くこの時期に
皆さま、お着物ライフは楽しんでいらっしゃいますか?
お気に入りの夏着物や浴衣でイベントに参加された方も
たくさんいらっしゃる事と思います。
夏着物や浴衣で楽しんだ後、自宅に戻って脱いでみると…
なにこれ。シワシワ⁈😖
そうなんです。
夏の暑い日にたくさん汗をかいてしまうと
腰紐や帯枕の周辺がシワシワになってしまうんです。
これはショックですよねぇ。
とにもかくにも、すぐにハンガーに吊るして室内干しをしましょう。
【半衿ドロドロ事件】
皮脂やファンデーションがベッタリ。
いや~ん!!テンションがた落ちですよね。😩
半襟はいつも清潔に保っていたいもの。
半衿の皮脂汚れは皮脂とタンパク質。時間が経つと取れにくくなってしまいます。
ふだんのお手入れには
〈食器用洗剤〉がおススメです。
①濡らしたスポンジに食器用洗剤を1~2滴垂らして泡立てる。
②半襟の汚れ部分を広げて泡を付け、手のひらで優しく撫でるように洗う。
③その後、ため水に浸して、泳がせるに揺らして、よくすすぐ。
これでかなりすっきり汚れが落ちます。
絹の風合いも損なわれず、やわらかなまま。
※万が一の事がありますので、高級な物や繊細な品はプロに任せてくださいね。
【足袋裏真っ黒事件】
真っ白が凛として美しい足袋。
ふと正座をすると…ギョギョ!足袋の裏が真っ黒に!!
「見ないでぇ~!恥ずかしい!😱」な~んて事に。
足袋裏の黒ずみの原因の多くは、布に入り込んだ砂や石、ホコリです。
〈シューズブラシ+緑の固形せっけん〉がおススメです。
①30℃くらいのぬるま湯に一晩漬けて置く。
②その後、有名なあの緑の固形せっけんをそのままグリグリ塗り付ける・
③シューズブラシを使い、裏はゴシゴシ、表は優しくこすり洗いする。
これで全体的に白く綺麗に!そして更に干し方にも気を遣って
④足袋の縫い目を意識しながら、爪先とかかと部分を対角線に引っ張って伸ばす。
乾燥機に入れると縮みの原因になるので、自然乾燥にしてください。
【草履・謎の黒ずみ事件】
いつの間にか付いてどうしても落ちない黒ずみありますよね。
特に夏の草履は白っぽい台が多いので気になります。
拭いてもなかなか落ちませんが
〈メラニンスポンジ〉にお任せ。
100均などでも手に入る。水に濡らして擦ると汚れが取れる、あの白いスポンジです。
①メラニンスポンジに水を含ませたら軽く絞る。
②気になる部分を優しくこする。
※強くこすると表面が傷付いてしまうので注意。
※ピカピカしたエナメル草履は光沢がなくなる場合もあるので注意。
などなど。
お家で気軽にできる“ぷち・セルフお手入れ”をご紹介しました。
【シワシワ・ゴワゴワ事件】
夏着物を室内干しした後丁寧に畳んでから、たとう紙に入れ
一日以上重しをすれば少しは皺がマシになるのですが
汗の湿気でシワになったり、生地がゴワゴワになってしまった物は決して
スチームアイロンをかけないでください!❌
綿の素材でしたら大丈夫ですが、絹の素材は厳禁です。
汗を吸ってゴワゴワになってしまったら自分で対処せずに、ぜひプロにご相談ください。
もちろん、いち利のスタッフにお気軽にお声かけくださいね。