2021年7月1日
夏の汗対策について
夏も汗を気にせず着物を楽しみたい
真夏の時期はたくさん汗をかいてしまうし着物を着るのも躊躇してしまうという方多いのではないでしょうか?
そんな中でも少しでも楽に美しく、着物を汚さずに楽しみたいとお考えのことと思います。
そこで今回は、夏場の汗対策について大事なポイントをご紹介していきます!
〇着物を着る前に下準備!
着物は着る時が一番暑い!着付け前に体とお部屋を冷やしましょう。
例えば、冷水で肘まで手を洗ったり、冷房を強めにしたりと着付けの最中に汗をかかないよう工夫するといいでしょう。
〇夏用の肌着や汗取りをきちんと着ける!
ちゃんとした肌着を利用することで肌の上を汗が流れて体感温度が上がるのを防ぎ、
更には汗取りとして、着物や帯を守ってくれます。
夏用肌着には、とうしん草(イグサの仲間)で織った「あしべ織」や、吸湿・速乾タイプの肌着、
防水布の付いた汗取り着、サラシなど色々あります。
着方としては、長襦袢を着用する前に、吸湿・ドライ効果のあるフレンチ袖の肌着や、サラシ(ぐるぐる巻かず短く切って2枚重ねに縫ったもの)を使い、長襦袢に肌が直接触れないようにし、腕や脇の汗対策として袖丈長めのレース袖の肌着などを着ると完璧です!
また足元には、ローライズステテコを履くと、脚の間の汗をしっかり吸収してくれ、不快感もなく優れものです。
蛋白質やアンモニアなど汗の成分を中でしっかり吸い取ることで、夏特有の汗ジミ汚れも軽減する事ができます。
〇それでも汗をかいてしまったら…
汗がどっと出てしまったときの緊急対策には、小さな保冷剤が役立ちます。
水分が付かないようにハンカチなどに包んで衣紋を抜いた首筋に当てると、驚くほど汗が引いていきますよ。
ミニタオルや日傘などは皆様お持ちになると思いますが、ぜひ小さな保冷剤もバッグに忍ばせてみてください。
また、流れ落ちる汗が着物につかないよう、半衿を少し多めに出して着付けるのも夏の工夫です。
ちょっとした工夫や小物で夏も快適に着物をお召しいただけるのではないでしょうか。
〇いち利の着付け教室では夏場も元気に授業を開催しております!
夏場の授業では汗対策についてアドバイスもあるので安心。
夏着物の涼しげな装いは、和装ならではの美しさがあります。
きっと洋服よりも涼しそうに見えて素敵ですよ。
まもなく夏のシーズン開始
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