2023年8月25日
🎨コースターに墨流し体験🎨
みなさんこんにちは!
銀座いち利着付教室です👘
着物の暦の上では9月から単衣…とされていますが、まだまだ暑い日が続きそうですよね😅
みなさん、この着物の暦が作られたのは明治時代の頃だって、ご存知でしたか⁇
今はもう令和です‼明治の頃とは気候が全然違います💦
今は紋紗など、透けてるけど単衣の時期も着られるお着物が色々ありますから、そういったお着物でできるだけ無理なく涼しく乗り切りましょうね!
さて、今週の教室ブログは体験レポートです🎵
今回は【薗部染工】さんにご協力いただき、珪藻土のコースターに墨流しの体験をさせていただきました‼
ご協力いただきました薗部染工さんは、「本墨流し染め」の先駆者である薗部正典先生の技術を受け継ぐ、京都の墨流しのメーカーさんです✨
いち利にお越しいただくのは2度目で約2年ぶりなのですが、墨流しの体験をさせていただくのは今回が初めてです🌟
およそ1200年の歴史を誇る墨流しですが、その墨流しのお着物を作っているメーカーさんは、実は今ではたったの3社しか無いんです😢
それは何といっても、墨流しでお着物を作るのはコストも労力もかかるから…💦
その大変な作業をコースターでお手軽に(!)生徒さんたちにも体験していただきました😊
こちらの藤本先生は、SKIIのクリスマス限定コフレの世界CMで墨流しを実演なさっていたりと、もしかして日本よりも世界で有名かもしれない…⁈墨流しの職人さんでいらっしゃいます✨
まずは、先生がお手本としてハンカチに墨流しを染めてみせて下さいました!
え、フツーに素敵ですしほしいんですけどおいくらでしょうかね…⁇(非売品です)
こちらの水槽や染料、筆などの道具類も全て薗部染工さんにご用意いただき、本当にありがとうございます‼
お手軽とは言いましても、生徒さんたちも失敗したくないので真剣です!
ご用意いただいた中からお好きな色を2色選び、特製の『水』の中へ色を流していきますよ~
体験ではコースターなので小さな水槽で十分ですが、お着物に染めるとなると長さ15mの水槽が必要になるそうです😲
そりゃそうですよね、反物一反で13m以上あるんですもの💦
もしその水槽が傾いてしまうと、水面の染料が低い方へ流れてしまい、模様が偏ってしまうので作品にならないそうです…何より地震が怖いそうですよ!
みなさん模様が作れたら、先生にコースターへ写し取っていただきます!
この作業だけは繊細なので、先生にお願い致します💦
墨流しは生地に模様を写し取るので、染めた後の水槽には模様が残りません…まるでマジックのようです🌟
そしてそして、こちらが完成品になります💛
めちゃくちゃオシャレじゃないですか…⁈
みなさん全然違う色柄になって、個性が出ますし愛着も湧いてしまいます😊
こちらのコースターの上に置けば、ただのお水でもオシャレに見えそうです💛
生徒さんたちとは、何のお酒を置くかという話題で盛り上がりました笑
こうして世界にひとつだけのコースターが出来上がったわけですが、もちろん先生の作品たちも世界にひとつだけのお着物や帯なのです!
同じ染料を使っても、室温や湿度で発色具合が変わったり、生地の糸でさえ季節によって風合いが変わるため本当に同じ作品は作れないのです。
いち利のコンセプト【産地と着る人の想いをつなぐ】に則って、生徒さんたちには様々な体験をしていただいております!
職人さんたちの情熱や苦労を感じていただけると、ご自分のお着物たちがより大切になると思いますよ~✨
現在本校では、着付け教室の無料体験を実施しております📜✎
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