ちかっぱ博多織はすごい!

ちかっぱ博多織はすごい!

こんにちは。着付教室です😄

1月半ばの先日
京都烏丸校に博多織のメーカーで最大手の
『筑前織物』さんが作品の紹介にお越しいただきました。

博多織の帯は、お着物好きなら一度は手に取った事があるのではないでしょうか。
浴衣などにも締めたりする献上(けんじょう)と呼ばれる、横縞柄の物です。

【博多織とは】
博多織は、福岡県と佐賀県で生産されている絹織物で
たくさんの経糸(たていと)に
数本の糸をまとめ合わせた太い緯糸(よこいと)を
強く打ち込んでつくられる、コシのある丈夫な生地が特徴です。

模様は経糸(たていと)で表現するのが一般的。

       

【柄は、ほとけ様から】
仏具の独鈷(どっこ)から作られた「独鈷(どっこ)柄」と
同じく仏具の華皿(はなざら)を模した紋と縞柄で表す「献上(けんじょう)柄」。
この二つは特に有名です。

華皿(はなざら)は仏様を供養する時の花を入れる器で
独鈷(どっこ)は密教において煩悩を砕くとされる仏具のひとつ。

献上柄には仏具にあやかって、厄除けや家内安全の願いが込められているのですね。

【博多織はいつからあるの?】
770年前からあるといわれている博多織。
西陣織はその200年後に生まれたとされているので、大変歴史がある織物です。

博多織の始まりは明らかではなく、伝説では
京都・東福寺の大変偉いお坊様が、中国の宋から技術を学び
帰国後多くの人に広めたと伝えられています。

歴史の古さにビックリΣ(゚Д゚)

【現在の博多織は】
1976年に博多織は国の『伝統工芸品』に指定されます。

けれど、1975年をピークに博多織の生産量は少なくなっていきました。

現在では高い技術を持つ職人さんの高齢化も進み
本当に貴重な物になってきました。

【すごいね!筑前織物さん】
ピーク時を迎えた後、バブルの崩壊に伴い経済低迷や
国内外のファストファッション製品の出現
ライフスタイルの変化によって生産額も年々減少し
現在はピーク時に比べ5分の1程度の生産額になっていると言われています。

そんな中、筑前織物さんは伝統を守りながらも
新しい技術に挑み続けていらっしゃいます。

忙しい朝にもパパっと締めれてお太鼓の形が整う
丈夫で美しい博多織の技術は
ずっと、ず~~~~っと伝わって欲しいですね🥰💕

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