2021年11月1日
季節感を楽しむ半衿付けについて
きものを着る人の魅力を引きだす“和装小物”。
そのなかでも特に目につきやすい、衿元を飾る「半衿」はご存知でしょうか?
半衿を替えることで季節感を演出できたり、お顔写りに彩を出し華やかな印象にしてくれる便利な和装小物です!
時には衿元の汚れから着物や長襦袢を守る役目も担っており着物ライフには欠かせない必需品となっています。
半衿は着物を着る季節やTPOによって、自分で付け替えていく必要があります。
今回は、そんな半衿の付け方についてご紹介したいと思います。
どんな半衿を付けるの?
半衿の種類について
半衿は季節や着物の格によって付け替える必要があるのですが、まずは半衿の素材にどのようなものがあるのかご紹介します。
袷の時期には塩瀬、縮緬などの素材を付けます。最近ではレース地の半衿も人気が出てきています。
また夏場になると、麻や絽の生地の半衿に衣替えをします。
半衿は少ししか見えない部分ですが、ひと手間でお顔映りが良くなり、季節感を楽しめるアイテムになります!
半衿を付ける前に準備するもの
「着付け」を美容院や呉服店でお願いするケースでも、基本的に「半衿」はご自身で事前に付けておくものです。
半衿付けは慣れれば難しいことではないので、まずはやってみましょう!
準備物として、
半衿、針(縫い針・まち針)、絹糸(もしくは化繊の細い糸)、糸切りばさみ、衿芯、そして長襦袢が、最低限度必要なものになります。絹糸は強度が弱いものの綿糸や合成繊維の糸と比べ、細くて繊細で見栄えが美しいためお勧めです。糸が太く縫いにくいので綿糸は止めておきましょう。
半衿はどうやって付けるの?
コツをつかめば簡単!半衿の付け方について
半衿の付け方や、半衿を付けるうえでのコツや注意点について、細かく動画で説明していますのでこちらをご覧ください!
【女将流】裁縫が苦手な方でも簡単!衣紋のシワ解消ができる半衿付け
https://www.youtube.com/watch?v=F_XdLlIAVMU&t=256s
裁縫以外の付け方について
裁縫が苦手!という方もなかにはいらっしゃるのではないでしょうか?
そのような方に向けて、半衿を縫い付ける以外の方法について2種類ご紹介したいと思います。
①両面テープで付ける
縫物が苦手な方は、両面テープで半衿を付けることもできます。
下のような半衿専用の両面テープが販売されており、そちらを利用すると生地も傷みにくく剝がしやすくおすすめです。
手順としてはまず長襦袢の衿部分に両面テープを貼ってください。半衿を1cmくらい内側に折り両面テープに貼り付けていきます。次に衿芯を置いて、衿芯と長襦袢の衿を覆うように半衿を折り、また両面テープで長襦袢と半衿をくっつけたら出来上がりです!
※長襦袢に残ってしまった粘着力の落ちたテープを剥がすのは大変なので、注意してください。
ご参考に
https://ichiri-mall.jp/shop/g/g0253750000000/
②ファスナー式などの簡易的な半衿を選ぶ
最近ではファスナーで取りつけるタイプの半衿も出てきました。確かに付けるのは簡単で、種類も冠婚葬祭用のフォーマルタイプから、可愛い刺繍の入ったものと多岐にわたり非常に便利です。
問題は、メーカーごとにファスナーが違うこと。
ファスナーが違うと長襦袢に半衿が付けられないので、購入する際は必ず長襦袢のメーカーと同じ会社の半衿を選ぶようにしましょう。
汚れた時はもちろんのこと、着物の格によっても半衿を交換しなくてはいけないので、着物を着る際に半衿付けは避けて通れないものですが、何度も練習し、より速く綺麗に付け替えられると、着物の楽しみが広がります!スッキリとした衿元でよりきもの姿を美しくできますよ♪
いち利着付け教室では、着付けだけでなく半襟付けも学べます。
ただ今冬の生徒さん募集中です。
ご興味ある方は是非無料体験説明会にお申込みください!
着付け教室無料体験説明会お申込みはコチラ♪
#銀座いち利着付け教室 #いち利着付け教室 #着付け教室 #半衿 種類 #半衿付け #半衿 付け方 方法 #半衿付け 準備するもの #半衿付け 裁縫なし #きもの #着物